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QC検定3級

QC検定3級の勉強法について紹介します。

使った参考書:
QC検定3級 合格ポイント解説
過去問題で学ぶQC検定3級 2017年版


勉強期間は1ヶ月(2級との併願だったためもう少し短縮できるかも?)です。ちなみに私の受験時の予備知識は品質関係の実務経験を半年積んだものの、それまでに大学の講義などでの統計学の勉強経験なしの状態でした。


■目次


対象者

3級の対象は”QC七つ道具などの個別の手法を理解している方々、小集団活動などでメンバーとして活動している方々、大学生、高専生、工業高校生など”となっています。

実務経験は問われません。

自分の場合ですが、入社1~2年目ごろに会社から3級を受けるよう言われました。


QCkyuubetu

  

受験料


4,110円

web申込みでクレジットカード決済すると受検料の領収書はpdfでダウンロードすることになります。ダウンロード期限があるので個人申込みで会社で精算する方は注意しましょう。

 

試験範囲

実践
・QC的ものの見方・考え方
・管理と改善の進め方
・品質とは(定義と分類)
・プロセス管理
・問題解決
・検査及び試験
・標準化


手法
・データの取り方・まとめ方
・QC七つ道具の活用
・新QC七つ道具とは


マークシート方式で大問で17から19題程度出題されます。問題数は90~96問前後です。

 

試験時間

90分

1解答あたり1分以内が目安です。

合格基準


"品質管理の手法"と"品質管理の実践"の各分野の正解率概ね50%以上、合わせて概ね70%で合格となっています。

  

おすすめ勉強方法


QC3級の試験勉強にはQC検定3級 合格ポイント解説を使いました。


頻出ポイントなど出題傾向と対策が載っており、重要な部分がしっかりまとめられています。演習問題と解説も載っていて、出題範囲はカバーされています。

ちょっとネックなのが、紙質がザラザラ(漫画本の紙に似た感じ)なのと、白黒印刷で書かれており白黒印刷で設問と解答が近くに書かれている点です。
使うときに解答が見えないようにノートや紙を上に重ねて隠してました。(オレンジと黒の2色刷りにして赤シートで隠せるタイプならもっと使いやすいだろうと思います)


自分が使った参考書を紹介するのに3級の参考書はちょっとネックの部分が多いなと感じたので、改めて様々な3級の参考書を探してみました。

その結果、総合的に見て(レイアウト含めて)おすすめなのがこちらのこの一冊で合格! QC検定3級集中テキスト&問題集です。


こちらの3級集中テキスト問題集はいくつかある3級の参考書の中でも特に構成とレイアウトがきれいで分かりやすいです。
内容も1冊で3級の範囲はカバーできます。
図も多く分かりやすい構成となってます。(やはり多色刷りで色があると視覚的にとらえやすいですね)

QC検定3級の手法では平方和や工程能力指数などのデータのまとめ方や、パレート図・特性要因図などのQC7つ道具の見方や使い方、新QC七つ道具の名称と使用の目的などが出題されます。
どれも実務でとても使えるツールです。

実践部分ではQC的なものの見方や方針管理・日常管理などについて出題されます。

参考書の中でも必須アイテムなのが過去問です。QC検定に限った話ではないですが、本番で慌てないために実際に出題された問題で試験の形式になれておくことはとても重要です。
本番の形式を知っていればそれだけで一つの自信や安心材料になり非常に大きなアドバンテージになります。



ここまで問題集などの紹介をしてきましたが、問題集や過去問の説明だけではいまひとつ理解しにくいと感じる人はこちらのテキストを併せて使うのが良いと思います。


1級受験のときはこのシリーズの参考書を使用しましたが、3級の方も丁寧な説明となっており分かりやすいです。


この先2級を受ける際にもこの3級の知識は大いに役立ちます。
QC2級の話になりますが、2級のテキストは試験範囲が増える分、QC7つ道具などの基礎知識の部分にあまり紙面を割かないためヒストグラムや層別などのひとつひとつの説明はあっさりめにしているものが多いです。
それ故3級の勉強をしたことによってその部分の基礎知識があるということは大きなアドバンテージになるはずです。

QC検定の3級で大切なのはQC7つ道具などの品質管理のベースとなる部分だと思います。
これと決めた参考書を1冊やりぬいて過去問を繰り返し解くのが合格への近道です。 
 
以上、皆様の健闘をお祈りしてます。


※2018.9追加 
QC7つ道具などの品質管理の内容の記事をまとめた別サイトを立ち上げました。
こっちのブログでは資格取得のノウハウばかりで内容自体にはあまり触れてなかったので
別サイトのほうでは管理図などの要素ひとつひとつ分かるように解説していきます。



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